光に眠る

2000年12月1日
さあ、眼を開けて僕を見て。そして、僕達の目の前に広がる美しい草原を見てごらん。

ここをいつも二人で走り回って遊んでいたね。君はいつも転んで泣いていたっけ。

そして俺が君の傷口を舐めてあげて、涙を拭って、君はまた笑顔を見せてくれたね。

今でも鮮明に覚えている。忘れる訳ないじゃないか。僕達だけの時間を。

君と出会ったのもこの草原だった。そう、あの日、僕はあんな事で落ち込んでいた。

でも、君がどこからともなく現れて、僕に話しかけて、慰めてくれたのが始まりだったね。

あの時、僕は本当に嬉しかったよ。君は僕の悲しみをその笑顔でかき消してくれるんだから。

だから、僕は君を好きになったんだよ?

これからも、ずっと好きさ。僕は一度好きになった人はずっと好きだから。

このまま君が眼を開けてくれなくても、僕は君を好きで居続けるよ。

眠たいのかい?僕も眠たくなってきたな。

君と一緒に寝るなら、このまま眼を覚まさなくてもいいよ・・・

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堅

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